今回の銘柄紹介はまた「たばこ銘柄」です。
BTIはイギリスに本社があります。その会社がNY市場で売買ができます。これはADR「米国預託証券」というのですが、簡単に言えば①「他の米国株と同様に購入ができる」②「利益発生時に米国に収める税金がない」の2点が大きな特徴でしょう。
実は米国株を買い、利益が生じた場合「米国の税10%」が引かれ、さらにそこから「日本の税20%」が引かれます。いわゆる二重課税ですね。
ADR銘柄は②の通り、米国に収める税金がゼロなので二重課税は解消されます。
※二重課税は確定申告の手続きをとれば米国分については返還されるそうです。
配当利回り7%越え!! 2019年9月13日時点
1株あたり 株価 36.76ドル 年間配当 2.624 配当利回り7.1%
連続増配銘柄ではありませんが、ADRかつ高配当銘柄として魅力的な数字となっています。
配当性向も70%ほどです。まだ余力が残っていそうです。
ドルベースでは連続増配は実施できていないものの高い配当を継続的に支払っています。

配当支払い月
BTIの配当は「2,5,8,11月」となっております。
なぜ、いま不人気になっている「たばこ銘柄」なのか
健康志向が高まり、たばこ離れが懸念され、将来の業績が不安視される中、なぜ今さらたばこ株なのか。
大きな理由の一つは「配当利回りが高いから」です。
これは将来の業績を不安視した株価の下落が原因です。しかし現在値上げを実施することで販売本数が減った分を補っており、そこまでの痛手を負っていません。
業績やキャッシュフローを見る限り配当が今後も安定して出されるだろうと(楽観的に)私は判断しております。今後大きく減配をしたら保有対象から外すか考えますが・・・
つまり、現時点では単に「配当利回りが高まっているだけ」とみることもできます。
ててては買い増しチャンスとみております。
あと、米国での電子たばこ規制についてですが、これは既存の葉巻たばこメーカーにとってはプラス材料ととらえることができます。電子たばこが禁止になったところでたばこをすぐにやめる人は少ないでしょう。
つまり電子たばこから葉巻たばこに戻ってくる人がの分だけ販売本数が増えるだろうという見方です。
無理矢理まとめ
・米国株は米国と日本で課税対象(二重課税)
・ブリティッシュ・アメリカン・タバコはADR銘柄(二重課税回避)であり、高配当銘柄である。
・2019年9月13日時点でBTIの配当利回りは7.1%
・不人気で株価下落している今こそ買い時かもしれない。
・投資は自己責任で
life is wonderful.