銘柄紹介「ウエストパック銀行(WBK)」豪州の高配当ADR銘柄

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株式投資

今回はてててが保有する銘柄の一つ「ウエストパック銀行」ティッカー:WBKを見ていきたいと思います。

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WBKとはどんな企業か

WBKはウエストパック銀行はオーストラリアの大手銀行であり、創業は1817年でオーストラリア最古の銀行のようです。本社はシドニーにありADR銘柄として米国市場(NYSE:ニューヨーク証券取引所)で購入することができます。

ADR(米国預託証券)は現地課税がかからない銘柄のことです。外国株は日本税と外国税の二重課税が厄介ですが、ADR銘柄はそれがないということです。

オーストラリアの4大銀行として「ナショナル・オーストラリア銀行」「オーストラリア・コモンウェルス銀行」「オーストラリア・ニュージーランド銀行」「ウエストパック銀行」君臨しています。住宅ローン市場ではこの4大銀行で8割を占めます。

WBKの株価

株価を見てみましょう。

これは10年間のチャートです。2012年から上昇トレンドになっておりますが、2013~2014年は停滞しており2015年あたりから下降し、2018年にさらに下落しています。

過去10年間では17ドル~35ドルで値動きが見られますが、最近では20ドル前後で株価は落ち着いています。

ちなみに5年チャートも見てみましょう。

下がっています。オーストラリアは中国の景気に大きく左右されてしまう傾向があります。

オーストラリアは資源大国であり、その輸出先の中でもお得意様が中国です。その中国が米中貿易戦争によって経済が縮小すると、そのダメージがオーストラリアに回ってくるといった懸念で最近は株価がさえません。

WBKの配当金・権利落ち日・基準日・支払日

WBKは年2回の配当です。基本1月と7月に支払ってくれます。

配当金額は大きく増減しない印象です。

2019年9月18日時点で株価20.42ドル 配当利回り6.49%の高配当 となっています。

WBKの配当金額と配当性向

配当性向は「利益のうち何%を配当に回すか」という指標です。配当性向が100%を超えることは、儲け以上に配当を支払っていることになります。

配当金(青の棒グラフ)は左軸配当性向(オレンジの折れ線グラフ)は右軸です。

配当金は連続増配とはいきませんが、緩やかに上昇傾向があると言っていいでしょう。

配当性向が100%を超えている年があります。2009年、そう有名な「リーマンショック」が起きた年です。無理してでも配当を出した株主を大切にする姿勢はいいですね。

配当性向は80%程度です。まだ余力がありそうなので、今後も高い水準で配当を出してくれることが期待できます。

WBKの純利益と一株当たりの利益(EPS)

リーマンショックのあった2009年を除けば「安定している」と言えるでしょう。

EPSについても同様のことが言えます。

WBKの純利益と一株当たりの純資産(BPS)

BPS(オレンジの折れ線グラフ)については2015年に下落していますがこの年に上海総合指数が下落したことのあおりを受けたのではないかと思います。

WBKの営業キャッシュフロー・フリーキャッシュフロー

配当金重視の銘柄選びではフリーキャッシュフローが高水準で安定いていることを判断基準の一つにしておりますが、WBKは銀行株なのでお金を貸したり債券を出したりするものなので安定しておりません。

オーストラリアの経済状況

オーストラリア経済は1992年以降2018年まで27年連続でプラス成長を達成しています。これは世界最長記録であり、2019年もプラス成長することが見込まれています。オーストラリアはここ数年米国や日本と比べて高い成長率を保っています。

最近では伸び悩みを指摘されていますが、個人的にはまだ伸びていくのではないか、と思います。

「オーストラリアが資源大国」であり「人口が今後増加し続ける見込み」であるからです。

経済が成長していく上では人口増加は欠かせません。人口増加の内訳としてはアジア系の移民の割合が高いようです。

青天井!とまではいかないでしょうが、今後のオーストラリアの経済成長に期待しております。

無理矢理まとめ

・WBKはオーストラリアのメガバンクの一つ。

・WBKは利回り6~7%の高配当ADR銘柄(ててての取得時は利回り7%でした)

・配当は基本1月と7月の2回

・オーストラリアは人口増加、経済成長中の資源大国






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