今日は「複利の力」、そして「資金力の差」について比較をしながら見ていこうと思います。計算は苦手、という方もぜひ一読してみてください。計算は苦手でも、複利の絶大な力を理解できれば、複利の力を借りるために何をするべきか方向性は見えてきます。一緒に勉強していきましょう。
人生は有限でしかも、健康で動ける時間も限られています。一度きりの人生です。老後になって自分の人生を振り返ったとき「仕事しかやってなかったなー」とならないようにしていきたいものです。複利の力を借りて経済的自由、そして人生を充実させるための一助にしていきましょう。
では、検証スタートです。
複利と単利の違いによる差を検証
複利とは元本と前についた利子をあわせた金額に対して利子がつくことです。
計算式は 投資資金をA、年利B%、年数Cだとすると A×(B÷100+1)^C となります。
複利に対して単利というものもあります。単利は元本のみに利子がつきます。
計算は A×{(B÷100)×C+1}となります。
仮に投資資金Aの部分を100万円,利子B%の部分を5%として考えてみましょう。
考える、といっても式を見て考えることは難しいのでグラフ化していきます。
「百聞は一見に如かず」ってやつです。

エクセルに計算させましたが、それぞれの表の3列目「利子」を見ていただければ複利と単利のどちらがすごいか一目瞭然ですね。10年目にはそこまで大きな差だとは思わない人もいるでしょうが、40年目には複利のほうで運用したら33万円が利子として受け取れ、単利の方は一律5万円ずつです。もちろん資産額も大きく違ってきています。
40年目まで計算に入れてありますが、これは20歳から60歳までを想定しています。20歳で100万円貯めた状態から5%の複利運用すると、60歳になるころには7倍近くの670万円に膨れ上がっているということですね。
数値だけではわかりづらい人もいるでしょうから、グラフを見ていきましょう。

単利運用のオレンジのグラフは直線的に増加していますが複利運用の青いグラフは曲線的に増加していることがわかります。
この曲線的に増加していることが複利の特徴です。よく雪だるま式に増えるなんて言われたりもします。年数が長期であるほど威力を発揮します。増加のスピードが加速していきます。
結論:同じ投資額でも運用方法によって資産の成長スピードは変わる。複利の力は絶大。
初期投資元本の額による差を検証
複利の力を最大限に引き出すには初期投資元本が多くすることです。
利子は5%固定で初期投資元本が100万円と3000万円で比較してみましょう。

40年目には初期投資元本100万円の場合は利子は先ほど同様33万円です。
しかし、初期投資元本3000万円の場合は40年目の利子は1000万円です。
すごくないですか?しかも40年目の資産は670万円と2億円です。大きすぎる差です。
数値を見てもなかなかわかりにくい人もいるでしょうから、グラフを見ていきましょう。

先ほどあれだけ曲線的に増加しているといったグラフ(青)が全然増加しているようには見えませんね。
それは初期投資元本3000万円という額の大きさで始めたほうが複利の力を存分に活用できているからです。
こうしてみると、同じ複利運用していても全くの別物のような気がしてきます。
結論:複利運用するなら初期(早い段階)に大きな投資元本で始めると複利効果が絶大。
まとめ
時間を味方につける複利運用することは大切です。銀行の貯金も利子が付きますが、利率が0.001%程度なので・・・
年利(利回り)は高いに越したことはありませんが、米国株であれば配当利回り3~5%はたくさんあります。
先日私が購入したアルトリアグループ(MO)という企業は配当利回り8%越えです。もちろんノーリスクとはいきませんが、投資は経済的自由達成するためには重要な存在だと思っています。
今回のまとめ
・複利で長期運用すべし。
・初期投資元本が多いと複利の効果がより得られる。
複利の力を借りて、若いうちに経済的自由を達成しよう。
life is wonderful.