私は米国株の個別銘柄に投資する以前にWealthNavi(ウェルスナビ)を利用していました。
2017年~2018年の約1年間です。
ここ最近CMで柴山CEOをよく見かけるようになった気がします。ウェルスナビの名前は知っているという方も多いのではないでしょうか。
そもそもウェルスナビを知らない方もわかるようにどんなものか説明していきます。
WealthNavi(ウェルスナビ)ってなんだ?
ウェルスナビとは「世界水準の資産運用を、 すべて自動で」をテーマにした投資方法です。
ノーベル賞受賞者の理論がベースとなった分散投資やリバランスなど自動で行ってくれ、手数料は預かり資産の1%となっています。※3000万円を超える部分は0.5%
今までは手軽に分散投資するとなると投資信託でしたが、ウェルスナビは強力なアルゴリズムとAIによって自動で手軽に最適な分散投資を実現する、というものです。
以下ウェルスナビのHPのリンクです。
世界水準の資産運用は WealthNaviにおまかせ。
wealthnavi
WealthNaviの基本構成銘柄
投資対象銘柄 (2018年12月末時点)
VTI、VEA、VWO、AGG、TIP、GLD、IYR となっています。
初めて見た方はこのアルファベット3文字に驚いているかと思いますが、これは「ティッカー」と言って外国株の個別銘柄を示すものです。
それぞれの銘柄を簡単に紹介します。
VTI…米国の成長株や割安株を投資対象としている。
VEA…米国以外(欧州や太平洋地域の先進国市場)の成長株や割安株を投資対象としている。
VWO…全世界新興国市場を投資対象としている。(対象国にブラジル、ロシア、インド、台湾、中国、南アフリカを含む。)
AGG…米国で公募発行される投資適格の米国国債、投資適格の社債など米国の投資適格債券市場のパフォーマンスを反映する。
TIP…米国物価連動国債 ETF
GLD…金地金価格(ロンドン金値決め)に連動する
IYR…米国不動産 ETF(REATと同じような銘柄)
以上です。
構成銘柄は個人でも簡単に購入することができる。
私はSBI証券を使っていますが、証券口座が開設できていれば簡単です。新たに「外国株式の口座」を開設すればETF銘柄を購入する準備はオッケーです。
※ただし、日本円決済で外国株を買うと手数料が多く取られてしまいます。なので、円でドルを買い付ける作業をひと手間加えると費用は低く抑えられます。
分散投資とはいっても、私はウェルスナビの構成銘柄がすべて必要だとは思いません。
リスク許容度といって1~5段階で選ぶことができますが、それに応じて保有銘柄数の比率が変わるだけです。
ウェルスナビを辞めた理由①保有銘柄が選べない(銘柄単位で売買できない)
ウェルスナビの手数料1%って安い?高い?
ETF銘柄を購入する保有しているだけでかかるコストがあります。投資額の何%かという比率で決められていますが、これを経費率といいます。
日本の投資信託では経費率ではなく信託報酬という言葉を使いますが、同じ意味です。
投資信託の場合この信託報酬の相場は最も高かったファンドは2.38%、最も低かったファンドでは0.03%となっていて平均は1.12%です。※2016年時点のデータ
こうしてみればウェルスナビの手数料は「安い」と判断する人が多いと思います。
しかし、ウェルスナビ構成銘柄である外国ETFは日本の投資信託よりも経費率がぐっと低いのです。例えばVTIの経費率は0.03%となっています。そしてVEAは0.05%です
この経費率からみればウェルスナビの手数料は20~30倍高いということになります。
もちろんウェルスナビは全自動で取引を行ってくれるのでその分の料金も上乗せされているとは思いますが、少し勉強している投資家であれば自分で購入することのハードルは低いことに気付いているでしょう。
ウェルスナビを辞めた理由②手数料が高い(個別にETF購入した方がかなり安い)
まとめ
私がウェルスナビを辞めた理由は2点です。
①銘柄が選べない。保有割合も選べない。(個別に売買ができない)
②手数料1%が高いと判断した。
ウェルスナビ自体は投資初心者にとって有益な存在であると思います。「よくわからないけど、全部自動でやってくれるならやってみようかな」と感じている人は意外と多いのではないでしょうか。
投資を始めようと思う人はウェルスナビから入ってもいいと思います。
私の価値観ではウェルスナビをやるよりも自分で個別銘柄を買った方がよい、と判断しただけですので。
人生の早い段階で投資を始めて、経済的自由を勝ち取りましょう。
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