投資家は知っていて当たり前!?割合のマジック

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株式投資

知っている人にとっては「なんだこんなことか」と鼻で笑われそうですが、記事にしていきたいと思います。

そもそも日本人は割合に弱いと言われています。だから、スーパーでも値引きする際に「50%引き」よりも「半額」のシールをよく使います。たしかに何となくですが「半額」シールの方がお得感を得ている自分がいます。

今回は割合に関して意外と見落としがちな観点を紹介していこうと思います。

その前にウォーミングアップといきましょう。

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割合の問題~どっちがお得?~

さて、いきなりですがここで問題です。

A「2,500円の品物が15%引きになっている」 B「2,500円の品物が350円引きになっている」

どちらがお得感ありますか。そして実際にお得なのはAとBのどちらでしょうか。


私の周りにいる人たちの反応は「Aの方は計算めんどくさい」という意見が多く、そもそも計算する意欲がない様子でした。(笑

みなさんは大丈夫ですよね?Aの方は2500×0.15=375円引き、となるのでAの方が少しお得です。

日本人はそもそも数字に強くないのかもしれません。中でも割合(%)が絡む問題が出ると条件反射でアレルギー反応が出てしまう人もいるのではないでしょうか。小学校や中学校で出てきた割合の問題(塩分濃度やら人口密度やら…)に対し極端に苦手意識をもっていた人は意外と多いと思います。(そもそも算数・数学が嫌な人も多い)

でも人生で欠かせないお金の計算には割合は必須です。苦手意識をなくしていきましょう。慣れれば怖くありません!!



株式投資をするなら割合に強くなろう

株式投資をしていると「株価が〇%下落/上昇した」という話題が増えますし、そういう見方をしていくようになります。

例えば株価が100円下落したとします。しかし、その下落は深刻なのかそうでもないのか判断つきません。この100円が株価に対してどれくらいの割合なのかによって判断は変わってきます。

株価が1,000円の場合と株価10,000円の場合で大きく100円の価値が変わるからです。

1,000円から見れば10%ですが10,000円から見れば1%です。どちらがより深刻になるでしょうか。

つまり、値下がり幅/値上がり幅で見ていても意味が薄い、ということです。

割合の重要さを少しでもわかっていただけたでしょうか。

割合の落とし穴~10%下がったのちに10%上がったら元の値段に戻る?~

割合の重要さを理解していただいたとして、次に割合の落とし穴について説明します。

例えば「Aの株価が5%下落した。次の日5%上昇した。」とします。
これに対して皆さんはどう思いますか

株を始めたころの私は当時からくそダサイ投資家だったので「よかったー昨日下げた分、今日上がってる」と思っていました。

でもよーく考えてみてください。

1000円の株価が10%下落したら900円です。そこから10%上昇したら株価は990円です。

そうです。元に戻っていないのです。戻った感覚になりやすいですが確実に減っていますこれが割合の落とし穴です。落とし穴にはまっている人いませんか?

人間の正当化する心理

人間は精神状態が弱ったときや窮地に立たされた時に自分を正当化する心理が働きます。

株式投資で株価が10%下げたのちに10%上げたとします。本当は損しているのに、損を取り戻した気分になってしまったり、「10%も上がった」と単に上昇したことに喜びを得ようとします

そのような投資家は「短期」で「キャピタルゲイン(売却益)狙い」の投資家に多いように思えます。

まずは精神を整えましょう。感情で投資選択したら、まず勝てないですからね。

おすすめ投資法

計算が苦手な人、日々の株価で一喜一憂することに疲れた人などにオススメなのは「配当金に焦点をあてた投資法」です。日々の株価よりも企業が出す配当金額を気にしていればいいだけです。3カ月に1度決算を確認する程度でもいいと思います。

私は配当金に焦点をあてた投資法に切り替えたことで、相場を客観視できるようになりました。そして短期の暴騰、暴落についても比較的穏やかな(冷静な)精神状態でいられるようになりました。

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「アメリカが風邪をひけば、日本は肺炎になる」という言葉があるそうですが、ダウが暴落した翌日は大抵の確率で日経は大大暴落しています。暴落に慣れろ、とは言いませんが冷静さを欠いたパニック売りは避けるべきだと思います。


どんな投資法にせよ、いつ来るかわからないリセッションに備えて資金繰りも精神状態も万全な状態で臨みたいところです。




life is wonderful.

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