以前に挙げた、連続増配年数の表の中で一番連続増配年数が長かった企業を分析していきたいと思います。
AWRってどんな企業なのか?
AWRはティッカーです。企業名は「American Water Resources」といいます。 AWRは、アメリカ最大の株式公開された上下水道会社であるアメリカンウォーターの子会社です。 セクターは公共事業です。
アメリカ国内の43州の住宅所有者にサービスライン保護契約を提供しており、現在190万件以上の契約を結んでいます。AWRは18年以上やっている実績があり、10人中9人以上の顧客から高評価をえているそうです。 また、地方自治体を通して住宅所有者に保護契約を提供しています。
上下水道はもちろん、電源サージや給湯器、冷暖房システムのメンテナンスも取り扱っています。
水は人間が生きていくうえで欠かせない資源です。 そんな重要な役割を任せられている企業は信頼できるのではないでしょうか。
AWRの株価チャート
まずは5年間の株価推移を見てみましょう。

きれいな右上がりです。2014年末には株価30ドル台だったので5年間で約3倍になっています。
10年間のチャートも見てみましょう。

素晴らしいの一言ですね。2012年までは20ドルにも満たない株価でした。株価は10年で5倍近く上昇しました。見事です。
売上高とEPS

売上高は非常に安定しています。さすが公共事業といったところでしょうか。EPSも上昇基調であり、さすがといったところでしょうか。
配当金と配当性向

連続増配銘柄です。無理なくきれいに配当金が増額されていることがみてとれます。
配当性向については直近で苦しかった年が2009年(リーマンショックのあった年)ですがそれでも配当性向は70%程度です。平常運転であれば配当性向は50~60%ですので今後も増配を淡々としてくれることでしょう。
各種キャッシュフロー

投資キャッシュが年々増えてきていることが気になりますが、水道設備も経年劣化していきますので仕方のないことです。

10%あれば優秀といわれる指標で過去10年間の最小値が14%程度とは驚くべき数値です。
配当支払い状況

年4回の配当支払いです。支払い月は「2,5,8,11月」です。増配率も10%近いですね。
では、過去10年間でどれくらい増配したか見てみましょう。

2009年に0.5ドルだった配当金が2018年には1ドルを超えています。10年で配当金額が2倍です。
配当利回りは残念ながら株価の上昇を受け2%に満たない数値になっています。
まとめ
・AWRはアメリカ43州で水道事業を任される信頼ある企業。公共事業銘柄。
・連続増配年数は60年以上。各種業績指標も上々であり、今後も連続増配記録を更新していくことが期待される。
・配当支払い月は「2,5,8,11月」の年4回
・配当もすごいが、株価の伸びもすごい。
・ててては資産が大きくなった時に保有したいと思う銘柄(信頼と実績がある)
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