「お金は銀行に預け…てはいけない?」時代は変わった。

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株式投資

私は貧しい家庭に生まれました。でもその貧しさを感じさせない環境で育ちました。親には感謝です。

お金は使ってはいけないものという認識が小さいころから私にはありました。高校に中学までにはなかった自動販売機があり、そして購買もありました。友人の中には毎日自販機や購買を利用している人もいました。私はうらやましいと思ったことはありませんが、高校時代に自販機でジュースを買った回数はおそらく両手で足りる回数です。平日の帰りは部活動や通学方法の関係で20時半でした。帰り道にある個人経営のパン屋さんが閉店目際に超割引をしてくれて、たまに買ったそのパンはとても懐かしい思い出になっています。

親は「お金を大切に使いなさい」と言いながらも「勉強にかけるお金はいくらでも出す」と言ってくれました。高校3年生の受験期は勉強をすることが楽しくなり、本屋で参考書や問題集を買ってもらいました。休日も近所の公民館に9~17時に勉強しに行ってました。母がつくるお弁当を持参して。

お金に関してはそんな母から「銀行に預けておきなさい、無駄遣いしてはいけない」という教え(?)を受けておりました。

しかし、株式に興味を持った私は配当金という存在を知り、疑問を抱きました。

「銀行にお金を預けるメリットってなんだ?」

銀行預金について考察してみました。

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お金を銀行に預けるメリット/デメリット

そもそもみなさんの抱く銀行のイメージってどんなことでしょうか。

私は「タンス預金よりも盗まれないから安全」だとか「コンビニATMで引き出せるから便利」といったところでしょうか。

でもよく考えるとメリットもあればデメリットもあります。

では見ていきましょう。

お金を銀行に預けるメリット その①

預金額に応じて利子が付く。しかも元本割れは心配ない。

預けた金額は減る可能性は0で、しかも金利が付くから毎年利子が付きます。といったことをメリットに感じている人は意外と多いのではないでしょうか。

私の母(60歳)は「元本割れがない」ことが「安心につながる」と言っていました。

お金を銀行に預けるメリット その②

「コンビニが普及し、コンビニATMで預金を引き出すことができる」

各地にコンビニが存在することが当たり前の時代になりました。

わざわざ銀行まで出向かなくてもちょっとした買い物ついでにお金を引き出せるのは便利ですよね。

このメリットって本当にメリットなの?

「金利が付く」という点ですが、銀行の預金金利がとーーーーーっても低いことは皆さん知っていますよね?

2018年は普通預金金利は0.001%です。この年だけの話ではなく2016年から数値は変わっていません。過去の金利推移をグラフ化してみました。

2007年が突出しているように見えますが、それでも0.2%です。

ほぼゼロに見えているのが金利0.001%の年です。

金利0.001%というと、100万円預けて毎年利子として10円がつく計算です。

しかもこの利子は「利子所得」として税金が課せられます。税金約20%とられるので、先ほどの例だと2円引かれて8円分が受取金額になります。こんな小さな額にも税金かかるんかい、と憤りを感じますね・・・。

100万円という金額を1年という歳月をかけてやっと得られる金額が8円。

計算上の話ですが、これでも「預金すれば利子が付く」ことをメリットととらえますか。

ATMの手数料はあり得ない金額設定

コンビニは便利ですね。そこにおいてあるATMだとふと思い出したときにでもお金を引き出せますよね。

今まで「平日の日中は引き出し手数料無料」の銀行もありましたが、今では手数料がかかる銀行がだいぶ増えました。

気になる手数料の金額については時間帯にもよって変わりますが108円or216円といった設定している銀行が多いように思えます。

たかが108円くらい・・・。

確かに自動販売機で缶ジュースよりも安いかもしれません。

しかし108円という金額をみる物差しはあくまでも「預金額に対してどれくらいなのか」でなければいけません。

100万円に対し108円は約0.011%になります

つまり1回コンビニATMで手数料をかけて引き出したときは手数料だけで0.011%分とられます。

あれ?利子って確か・・・0.001%だったから10倍以上の差がありますね。

しかも利子は1年経ってやっと一回分得られるのに対し、手数料は使うたびにかかります。

年間で1回しか引き出さないという人はほぼいないでしょう。

手数料だけで何%減っていることやら・・・。うん、計算してみましょう。

月に1回108円の手数料がかかったとします。1年間で合計 108×12=1296円かかります。

これは100万円の0.13%分に相当します。

つまり手数料だけで年間0.13%かかっていることになります。ちなみに1年間で12回手数料がかかった場合1296円かかりますが、これは税引き後の利息8円の162倍です。

性質がそもそも違うので意識しづらいですが、銀行預金の「元本割れをしない」ことについてはあってないようなもの、と認識しておいたほうがいいのかもしれません。

銀行はネット銀行がおすすめ

私は「住信SBIネット銀行」を利用しています。SBI証券の口座を開設した人はセットで申し込んでおくことを勧めます。

契約内容や利用内容に応じてランクが分けられ、そのランクに応じて「無料出金回数」や「無料振り込み回数」が決まります。

また、SBI証券口座に振替することも簡単で(無料)、SBI証券口座からATM出金は基本無料です。

当分動かさないお金があるのならば・・・

時は金なり。利子の話をするときは常にこの言葉を感じます。複利の力で時間がお金を増やしていく感覚です。

頑張ってためた貯金。金利はほぼ0に等しい時代。1000万円を10年預けたって数百円程度・・・。だからこそ配当金です。

「元本割れが怖い」わかります。苦労して働いてためたお金です。でも動かざるリスクも生じることも理解してください。

おすすめは手軽に分散投資できるETF

とくに米国株のETFをおすすめします。

「今後の経済成長に期待できる」「株主還元として配当金を重視している国」だからです。

ETFといっても多岐にわたります。今後私が購入するか迷っているETFは「VYM」です。高配当銘柄を中心に銘柄構成をしています。

株価、配当額ともに上昇基調です。

VYMの10年間の株価推移
VYMの配当金推移

り―マンショックが起きた2009年に減配を余儀なくされていますが、それ以降は上昇していますね。株価チャートのほうもきれいに右上がりです。

気になる配当利回りですが、2019年9月20日時点で株価89.37 昨年1年間で2.6492ドルなので配当利回りは2.964%となります。

株価値上がり(キャピタルゲイン)も狙えて増加傾向にある配当金(インカムゲイン)も狙えるETFといえるのではないでしょうか。

この先5年くらい大きな買い物はしないという人はお金を銀行に眠らせておくよりも投資を始めたほうが明るい未来が待っているでしょう

無理矢理まとめ

・銀行に預けておいても手数料を搾取されるだけ。圧倒的な「利子<手数料」マイナス

・お金を銀行に寝かせておくなら、簡単に分散投資できて値上がりも配当利回りもあるETF「VYM」を購入検討すべし。配当利回り3%は銀行利子0.001%の3000倍効率がいい

・少額でいいから投資を始めるべき。行動を起こして初めて気が付く世界がある





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